こんにちは。
デジタルマーケティングで足立区の中小企業を応援しているスタディクリップの青木です。
ブログへお越しいただきありがとうございます。
「今月は応募が100件ありました!」
会議でそう報告して、胸をなでおろす。
でも、そのうち面接に進んだのは数名で、結局採用はゼロ。
残ったのは、大量の不採用通知を送る事務作業と、現場からの「いい人が全然来ないね」という冷ややかな視線……
中小企業の採用担当者なら、一度はこんな「数の罠」に陥ったことがあるのではないでしょうか。
求人媒体の担当者は「まずは分母を増やしましょう」と言います。
しかし、リソースの限られた私たちが追うべきは、本当に「応募数」という数字なのでしょうか?
今回は、採用を「数」から「質」へと転換するための、真の指標について考えてみます。
応募数という指標が招く、現場の疲弊
「応募数」をKPIに据えると、どうしても広告を広く、浅く出す方向に走りがちです。
キャッチコピーを盛り、自社を実像以上に良く見せれば、確かに数字は稼げるでしょう。
しかし、その結果待っているのは「ターゲット外」の候補者への対応に追われる日々です。
書類選考に時間を奪われ、無理に設定した面接で現場のエンジニアや営業をガッカリさせる。
これでは、採用担当者の社内評価は下がる一方です。
採用の目的は「箱を埋めること」ではなく、数年後も一緒に笑って働ける「たった一人の仲間」に出会うこと。
ならば、見るべき数字も変わるハズですよね。
今日から切り替えるべき「真のKPI」
私たちが本当に見つめるべきは、以下の3つのような「質」に直結する指標です。
1.ターゲット含有率(有効応募数)
総数100件の応募より、求める人物像に合致した「有効な5件」の方が遥かに価値があります。
「今週、自社が本当に欲しかった層から何件アプローチがあったか」を指標に据えましょう。
2.1次面接通過率のモニタリング
もし書類選考を通したのに、1次面接で現場が「NO」を出すケースが多いなら、それは求人票や採用広報記事が「実態とズレている」というマーケティングの失敗サインです。
ここを改善するだけで、現場の工数は劇的に削減されます。
3.内定承諾の「理由」
なぜ、数ある会社の中から自社を選んでくれたのか。
その「理由」を言語化して集計してください。
そこにこそ、他社には真似できない自社の「真の強み」が隠されています。
KPIを変えれば、採用は「対話」に変わる
「数」を追うのをやめると、情報発信の仕方が変わります。
良い面だけでなく、今抱えている課題や「こんな人にはうちの会社は合わない」という不利益情報も、あえて誠実にさらけ出すようになります。
すると、応募数は減るかもしれません。
でも、その門を叩いてくれるのは、自社の実態を理解し、覚悟を持って共鳴してくれた人たちです。
採用マーケティングとは、単なる集客術ではなく、自社に最適な人を選び抜くための「選別」と、その先の「対話」をデザインすること。
KPIという物差しを変えるだけで、採用活動はもっと穏やかで、もっと本質的なものに変わるようになります。
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